言語創造の痕跡展

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TYWY (ティーウィ)

出展者のコメント

この言語の魁となった「ニルディル文字」の開発段階を含めると 2002 年頃に開発が開始された人工言語。

文字数の極力の削減を目的とし、12 の文字と幾つかの補助記号を組み合わせることで IPA に示されたほとんどの音素を表記可能で、作者史上最も完成された文字である。

TYWY はその文字の為に開発された言語で、元来が暗号を目的とし開発されたため、その概要は現在であってもほとんど非公開とされ、内容はほとんど外部に出ていない。 そのため、この言語には「箱入り娘」の通称がある。

単語数は 2010 年までに 4 万語を達成。 他の多くの人工言語と比べても圧倒的に多い単語数を誇る。 2010 年頃にセレン・アルバザードと遭遇しアルカの完成度に触れたことにより、開発は次第に下火となった。 正式な開発停止時期は不明。

現在、正式な後継言語である「STLM」という更に文字数を減らした人工言語の開発が、2022 年 10 月頃より開始されている。

Bertia Arbarigmirok
2023/02/01